古いパソコンは当然ながら現行の同グレードのパソコンよりストレスを感じるのは当然です。HDDからSSDに変更するだけで古いパソコンもある程度は使用できる事は知られています。そこで今回F/G87Nの交換方法とその後に関して紹介します。
1:F/G87N
2:分解方法
3:ベンチマーク
4:その後の感想
目次
1:F/G87N
富士通より2010/1/21に発売されたディスクトップパソコンです。
F/G87はF/G90のカスタマイズモデルで違いはF/G90はBlu-rayもでるでF/G87がDVDモデルになります。もともとはWindows7(32bit)搭載機種ですが、Windows10(32bit)アップグレードして使用しています。
富士通のサポートとしてはWindows10はサポート外なのでドライバーはないですが、そのまま初期状態で入っているWindows7からアップデートした場合はTVや画面の消灯ボタンは使えますが(制限あり)、Windows10から再セットアップでインストールすると通常は使えなくなります。
しかし、もともと入っているWindows7のセットアップCDよりドライバーをインストールすると使えるようになります(意外な名前のインストールプログラムで始めは探すのは大変でした)。
自作パソコンを何度か経験していましたが、一番の問題はファンの音がうるさくてイライラします。このパソコンは音が静かで落ち着いて作業ができます。Windows10にしてからWindows7に比較して動作が少し遅いのと定期的なHDDのカリカリ音が気になるのでSSDに交換する事にしました。
2:分解方法
分解の様子を下の動画をみて参考にしてください。ちなみに分解や改造はメーカー保証対象外になるので自己責任でおねがいします。(販売から9年立っているので元々保証が効くか疑問がありますが)
ここでのポイントは当然ですが3.5インチHDDと2.5SSDはコネクターの形状は同じですがサイズがちます。通常の2.5インチ→3.5インチ変換マウンターだとコネクターの位置がずれてしまう物が多いため本体のケーブルが短いF/G87では接続ができなくなってしまいます。そのため接続位置が3.5インチと同じ位置に来るマウンターを用意する必要がある点です。
これはこの機種だけでなく今後そのような改造をするときは注意してください。
4:その後の動作
Window10(64bit)に変更してSSDのアクセス音は当然無くなりました。動作もキビキビ動きます。ほとんどがネットと動画観覧用のパソコンなのでそれほど無理をさせていませんが快適です。大きく実感できるのは大量の動画が入ったフォルダーの読み込みはすごく改善されました。
ただ難点はSSDの読み込みが早くなったせいか若干CPUの使用率が上がった感じがしました(メモリーが4Gなのでその問題もあるかも知れませんが)。またファンもマックスで動いている感じがあります。そこで32bit版をインストールしたところ起動も驚くほど速くなり、ファンの音も改善されました。
最近は64bit用のソフトが増えてきましたが本体の性能によっては32bit版を選択するのも良いと思います。
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